引き続き、機械学習の勉強ネタです。今回は、機械学習と深層学習、という本を読んでみました。
深層学習の本はどちらかというと難しめの本が多いような気がしますが、この本は初心者向けの内容になっていて読みやすかったです。深層学習以外にも強化学習や蟻コロニー最適化法、遺伝的アルゴリズムも取り上げられており、どれも初心者にも理解しやすいように平易な言葉で説明されています。また、C言語による実装例が解説と共に載っています。WindowsのVisual Studioでもコンパイルできるように配慮されていますので、大抵の環境でコンパイルできると思います。ソースコード自体は標準で付いているもの以外は全くライブラリを使用していませんが、非常に短いものばかりですぐに理解できました。深層学習の章では畳み込みニューラルネット、自己符号化器が簡単に取り上げられています。
読後の感想としては、初心者でも読みやすいような平易な表現で書かれていて短期間ですらすら読めたのですが、逆に少し物足りないような気がしました。タイトルに深層学習が入っているので、もう少し深層学習のページを増やして欲しかったです。数式に関する説明も概要に止められていて理解に苦しむことはなかったですが、もう少し詳しく書いて欲しかった。あと、C言語のソースプログラムの書き方が非常に雑(悪く言うと初心者が書いたようなレベル)な感じなのが気になりました。一つの配列に異なる種類の値を代入していたり、学習データなど本来ならかなりサイズが大きくなるようなデータがローカル変数に代入されていたりなど、到底実用できないレベルのものです。とりあえず、C言語でアルゴリズムを表現するとどうなるか、を大まかに理解するにはいいのですが、実際にディープラーニングで扱うような問題には全く使えないです。良くも悪くもこの本は初心者向け、ということですかね。
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